interior_2021
お子様達が巣立った後のご夫婦二人、御自身達の審美眼に叶った物達とゆっくりと過ごすための住宅としてリフォームのご依頼いただきました。福岡市内中心地から程近い高台の上に立つ、夜景の綺麗なマンションを旅先のホテルのように機能性に富みながらもシンプルに美しい住いへとの依頼。華美になり過ぎず、自然光の美しさをしっとりと受け止め空間全体に陰影が回るよう、白い左官壁と薄白がけたオークの床材で全体を構成しています。玄関からリビングへのアプローチの天井の質感に変化をつけ、高さを意識的に低く設定することで、室内の広い窓面の水平方向への広がりを強調する構成としています。また友人知人が多く、広く来客を好む奥様の為キッチンは広々と設定。クオーツストーンの天板に墨色のオーク材を纏ったカウンターキッチンとL型の壁面収納は、弊社にてデザインを監修している北沢産業のhomechefを採用いただきました。今後ベランダにも植栽計画が施される予定で、今以上に室内外の一体感が生まれ、さらにゆっくりと優雅なお二人の姿が想像され、羨ましくも嬉しく感じます。
TGDA_gaku