interior_2022
センチュリー21の加盟店舗である箱崎不動産のオフィス移転計画です。
家を探したいときや、売りたいときにお世話になる不動産屋さんですが、普段から気軽に立ち寄るような場所ではないからこそ少し入りにくさを感じてしまう場所かもしれません。
『大きな木があってそこに自然と人が集まるような場所』
オーナー様からいただいたリクエストをもとに、お客様に身近で居心地よく感じてもらえるような空間を目指し、
誰にとっても開かれている『PARK・公園』というテーマで計画しています。
空間はなるべく仕切らず有機的な斜めのラインを使い、内外をつなげるようにラフでカジュアルなイメージで仕上げを施しています。
表面の三角屋根型の木フレームは街ゆく人のアイキャッチとして目を引き、中の空間に伸びるフレームは屋根と壁になりキッズスペースへ。
店舗の表には街の人たちへの心遣いやおもてなしのシンボルとして、ベンチとグリーンをレイアウトし、
外のベンチとグリーンはそのまま中の空間へ、外と中の境界を曖昧にしてひとつながりのようなイメージで続きます。
散歩の合間に、バスの待ち時間に、学校からの帰り道に、ベンチに腰掛けたまたま居合わせた人たちの何気ない会話が始まる。
街の人たちと繋がり、ささやかなコミュニケーションが生まれるきっかけになるような場所になることを願います。
TGDA_Sayo Teshima