interior_2024
都内で焼肉店を展開する炭聖グルーの4店舗目として、2024年6月にオープンした焼肉炭聖神田小川町店のインテリアデザイン。炭聖グループは、A5ランク肉にこだわり部位ごとに仕入れることでどの部位を食べても上質で最高の品質を提供するお店として知られる焼肉店である。4店舗目の立地となる神田小川町は商業地域でありながらも大小様々なオフィスビルが立ち並んでおり、神保町とも隣接していることから、出版関係のサラリーマンも多く見受けられる。雑居ビルの2階という立地上、下の大通りから見上げた際の「焼肉店らしさ」を全面に打ち出すため、肉の美味しさを連想させるような赤色の天井をインテリアのキーデザインとして計画した。天井の赤色と連続させるように壁も同仕上げとし、テーブル席に面する壁にはエンジ色の艶やかなタイルをアクセントマテリアルとして採用した。空間自体は立地特性上、多くのサラリーマンやカップルの気軽なデートなどに利用してほしいというクライアントの要望により、カジュアルでライトな雰囲気を残しつつ、大きな焼肉フードをアルミ板金とダイノックシートで覆い隠しつつ間接照明を施したアクセントフードカバーや、既視感のあるレストランタイプのRソファなど、各部ディテールにこだわりつつもカジュアルだけどオシャレな店として、視覚的記憶に残るようにデザインを行なっている。
TGDA_Gaku