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Di+Re products

product_2023

2022年度のつなぐデザインしずおかプロジェクトにおいて、静岡の挽物文化を牽引する「挽物所639」さんとの共同プレジェクトでデザインしたプロダクト群です。
挽物といえば、左右対照の円型のものが一般的ですが、挽物技術を使いながらも通常の回転体では生まれることのない革新的で創造性のあるプロダクトをと考えました。

テーマは「Disassembly and Reconstruction ー分解と再構築ー」

集積・加工したものを分解し、再度組みなおして生まれる形。
全ての工程で手作業から生まれる優しいフォルムと計算されたジオメトリーな美しさを同時にまとったプロダクトたち。
挽物を制作する一連工程のどこかに意図的なわずかなズレや傾き、回転・反転などの変化を加え再構築することにより、
特定の使い方を目指したものではなく、使い手によって自由に様々なシーンでマルチユースに使うことができる、独特のフォルムを持った魅力的な挽物プロダクトたちが誕生しました。

今までテーブルウエアなどの小物類を作ることが多かった挽物所にとって、
スツールサイズの大きい挽物プロダクトの製作は挑戦であり、技術の向上と挽物の新たな可能性の発見でもありました。

nu stool
nu stool は、ろくろで削り出された円柱体から、同一形状の三角形2つを切り出し、上下反転しつなげたスツール。
円弧面の僅かな接点で接合された大胆な形状は、スツールやサイドテーブルとして、またはオブジェとして空間にアクセントを与えます。

quad stool
quad stool は、ろくろで削り出された単純形状を縦4つに分割し、反転させ組み合わせたスツール。
一見単純に見えながらも計算され尽くしたそのプロポーションは、削り出す量や残す直線部分の量、再度組み上げる工程での僅かな
角度調整など、デザイナーのこだわりと共に職人技術の高さ、そして新たな挽物の可能性を感じさせます。

otto stool
“otto” とはイタリア語で“ 8 ” の意味。
一見単調に見える円柱形状の中には、8 度傾いたラインがリズミカルに浮かんで見える。
この特徴的なラインは見る方向によってシルエットや木目の表情にわずかな変化を与え、空間の中でさりげなく主張するアクセントとなります。

TGDA_gaku