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茶料山科

interior_2023

『茶料山科』は福岡市中央区赤坂にオープンした、朝倉市にて製茶問屋を営む山科茶舗の本店「製茶所山科」の分店であり、日本茶とスイーツのアセットデセールを中心とした茶寮です。
本店の製茶所山科同様、日本茶鑑定士 山科康也様のもと、全体ディレクションにアハト田中氏、パッケージデザインに中庭デザインオフィス中庭氏、空間・家具設計にTGDA高須というチームで空間全体を通して、
お茶のある至福の空間をテーマにブランド全体を構成、デザインプロデュースを行っています。
新築鉄骨造の2Fに位置し、区画中心部分の天井高さが比較的高く取れた躯体特徴より、店舗中心にコの字型にカウンター席を配置し、その中心部分に向かって傾斜が登る寄棟の勾配天井を計画しています。その結果、カウンターに座って観る景色や天井との関係性は座る位置によって変わり、伝統的な和の要素を合わせ持ったモダンなカウンタースタイルの飲食空間となっています。
また、壁面材に鉄媒染にて茶染めを施した七山紙漉思考室製作の手隙和紙を利用し、メインカウンターでは白セメントと漆喰に茶葉を配合し研ぎ出しを行なうなど、日本有数の茶葉産地である九州8県の茶葉を中心に自らの手で合組を行う山科茶舗の直営店としてのメリットや茶葉のプロとしての矜持を示すアイコンとして、店内を至る箇所に茶葉を利用することにより、実際の商品の味覚だけでなく、嗅覚、視覚も合わせ五感全体で日本茶を味わうことを企てています。
空間全体をしっとり品良く照らす照明設計はyulightの種子島さん、また空間の至る所細部をそっと彩るお花は草真流の村田さんに依頼し、本店以上により拘りを持って空間全体を細部にいたり作り込みを行っています。

TGDA_GAKU