Project

quatre-vingt-douze
quatre-vingt-douze
quatre-vingt-douze
quatre-vingt-douze
quatre-vingt-douze
quatre-vingt-douze
quatre-vingt-douze

Quatre-vingt-douze

interior_2023

閑静な住宅街の多く点在する東京都世田谷区、小田急小田原線沿線の千歳船橋駅から徒歩2分という好立地にオープンしたフレンチレストランです。
2年ほど前に隣駅である経堂駅でニューオープンした同店は、3つ星店で腕を磨いた若きオーナーシェフとパティシエでもある奥様の丁寧な料理と接客で瞬く間に人気店となりオープンから2年を待たずに今回の立地である千歳船橋駅の新築テナントへの移転ニューオープンとなりました。以前の店舗でついた多くの顧客層にはオーナーご夫婦と同じ若い世代から年配のご夫婦まで、特にご近所の方々が多く、「東京の住宅街の中にあり、気軽に本格的なフルコースを食べることのできるフレンチレストラン」の重要度とその佇まいについて多くを考えることのできる計画となりました。
日常と非日常の中間くらいの使い勝手で、気取りすぎずにアットーホーム。ただし、サーブされる料理やワインはどれも選りすぐりの舌鼓もの。器もカトラリーも、高価でなくとも上品でいて上質。そんな街中にあるビストロではなくレストランの佇まいとして、レイアウトはオープンキッチンに併設したローカウンターをフロアレベルより400mmアップし、ロータイプのカウンターにTGDAオリジナルのアームチェアーでゆっくりとオーナー夫婦と食事も会話も楽しめるシェフズカウンターを5席。フロアレベルには2名用のテーブル4セットを基準に、2人使いから10人程度の団体客へもフレキシブル対応できるシンプルなレイアウトとしています。また小さいながらも少しでも周りから隠れることのできる(ドアを閉めることで他者からの視線を遮ることのできる程度の)個室を1室。地域の方々の様々な使い方に極力合わせることのできるよう、19坪内に17席の多彩なスペースで構成しています。
カラートーンは少しおとなしめのフレンチブルーグレーをベースに、硬くなりすぎないアクセントウォールに木毛版の白塗装に真鍮目地をアレンジし、床は壁のトーンに合わせてキリッとした真青の単色カーペットでまとめることで、着飾らずともシンプルで上品に、居心地の良い空間になるようまとめています。

TGDA_GAKU